金融庁から業務改善命令が出たばかりのコインチェックに新たな疑惑が浮上です。
それは『ノミ行為』です。
競馬などでヤクザがしのぎに使う、アレです。
知らない方もいらっしゃると思うので簡単に説明をすると
競馬の胴元を自分でする行為ですね。
Aという穴馬に100万賭けたお客さんがいたとして、Aが来る確率なんて極めて低い。
それならAなんていう当たらない馬券を買うより、自分の懐に入れた方がいいに決まってます。
これは立派な犯罪行為なので、ノミ屋で馬券など買わないようにしてください。
ノミ屋は競馬法第30条・自転車競技法第56条・小型自動車競走法第61条・モーターボート競走法第65条によって5年以下の懲役刑もしくは500万円以下の罰金刑が規定されている。
ノミ屋の利用者は競馬法第33条・自転車競技法第58条・小型自動車競走法第63条・モーターボート競走法第68条によって100万円以下の罰金刑が規定されている。
これらが行われていた疑いがある、というのだから驚きです。
ちなみにですが、金融商品では違法ではないらしいです。(仮想通貨は知らん)
FX業界ではノミ行為が行われているのは暗黙の了解レベルらしいです。
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山本一郎氏のブログから抜粋
非常に興味深い考察と共に、記事が掲載されていました。
一部を引用・抜粋させて頂きます。
「コインチェック社のホットウォレットから流出したNEM/XEMは追跡可能である」という点です。
ということは、コインチェック社が購入したNEM/XEMもまた、確認できるということです。コインチェック社は金融庁にも説明している通り、ビットコイン(BTC)取引以外で使っているウォレットはひとつしかありません。
つまり、流出したウォレットのアドレスを辿れば、彼らがいつ、いくらNEM/XEMをPoloniexから購入したのかがトレースできます。コインチェック社のウォレットに初めてNEM/XEMが移動したのは2か月が経過した17年6月12日です。
17年4月19日から日本の顧客に向けてNEMの取り扱いを開始したとアナウンスしてるのですが、実際に海外取引所PoloniexからNEM/XEMを購入したのは17年6月12日です。
NEM/XEMに紐づけられているコインチェック社のウォレット「nbzmqo-7zpbyn-bdur7f-75maka-2s3dhd-cifg77-5n3dNc3bi3-dnmr2p-geoomp-2nkxqg-sakms7-gyrkva-5csz」以外での取引があった可能性は存在しますが、そうであるならば金融庁・関東財務局に提出した暗号通貨の管理台帳以外に海外取引所との取引があったことになり、コインチェック社に二重帳簿が存在することになります。
ある種の「原野商法」に近いものと言えます。
「この原っぱは再開発される地域に近いので、値上がり確実ですよ」と宣伝して消費者の射幸心を煽り、本来価値の無いものや存在しないものを売るビジネスを疑わせるには充分なものがあります。コインチェック社は顧客からの注文に対して売買価格の8%から10%の手数料(スプレッド)を取っています。
また、これらの売買の参照価格は元売りになっている海外取引所(Poloniex)からの価格情報を参照しており、コインチェック社は仕入れをしないまま2か月にわたって架空の売買を自社板で顧客に対して事業として行い、高い収益を上げて急成長していた疑いが強いことは前述の通りです。仮想通貨市場が盛り上がり売買高が上がれば上がるほど、またスプレッドが競争に晒されているBTC以外のマイナーな暗号通貨(この場合、NEXなど)を取り扱えば扱うほど、安い価格で仕込みたい顧客のニーズに応える形で収益化が可能になります。
18年1月に金融庁が日本国内で取り扱い可能とする暗号通貨を指定する、いわゆる「ホワイトリスト」を導入することが確実になったことで、顧客が早期に安く仕込むための雑多なアルトコインの取り扱いは出口が無くなることになりました。
そのままホワイトリスト外のコインを取り扱い、顧客口座の資産を分別管理すれば収益性が損なわれ成長に急ブレーキがかかってしまう、一方で、そのまま事業を継続していても18年3月末までの「みなし業者」猶予期間が終わってしまい事業継続ができないかもしれない――
この悩みに対し、今後金融庁や警視庁の立ち入り検査や事情聴取で明らかになると思いますが、浮上してくるのはコインチェック社の「株主」です。 コインチェック社の重要な関係者が匿名で話すところによれば、27歳の若く勢いのある経営者は仮想通貨の事業構造や当局の見解に然程明るくなく、実際には特定の株主が深く経営方針に関与しており、システム投資やセキュリティに対する人員の増強よりも、顧客層の拡大のための広告宣伝など積極的な増収策に舵を切らせたと説明しています。
こちらに参照元のYahooのサイトが載っています。
より詳しく書いてあるので、ぜひご確認下さい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180130-00081027/
これがコインチェックが購入したNEMの記録です。
日付けの所が確かに6月12日と記載されていますね。
超凄い事を書いてますね…。
※ただし、確定でノミ行為をしていた事にはならないので、参考までに捉えるべきです。
※また、原野商法とまでは行かないのかな、と個人的には思っています。限りなく怪しいとは思いますが。
ノミ屋行為も気になりますが、私が知らなかったのはコインチェックのビジネスの実態です。
手数料で儲けてるんだろうな、という事は曖昧に知っていましたが、かなり突っ込んだ話をされています。
顧客から高利率のスプレッドを取る為に、日本の取引所では扱っていない『ファクトム』や『リスク』や『オーガー』などのコインがあったんですね……。
ホワイトリスト外の通貨を扱う事で、顧客は『ここなら珍しいコインも買えるぜ!』と群がっていた状況は有ります。
それを見越して、購入してもいないコインをノミ行為で取り扱って、顧客からまず金をバンバン抜いていたと…(笑)
一説によれば、コインチェックの2017年度の売上は2.8兆円近くいっているのでは?と噂になっていますがそれも納得できる事でしょう。
あの取引所仕事の何が凄いって、人件費とシステム代以外は『一切金がかからない』事ですよ。
普通の会社みたいに、何かを仕入れて売るとかそういうのじゃないですから。
電気代やサーバー代はかかりますが、それ以外の経費なんて売り上げに比べたらハナクソレベルでしょう。
ぼっちゃん社長の和田社長が黒幕ではなく、株主の一人に『大きな発言権』を持っている人物がいた、というのも興味深いです。
いよいよ『銀と金』みたいな話になってきましたよ。
フィクサーがコインチェックの中にいて、顧客から金を抜けるだけ抜けという仕組みを伝達ですか。
まぁ記者会見見る限り、彼らがこんなあくどい商売を思いつくようには見えなかったかな。
和田社長は傀儡だとハッキリバレた訳ですし。
金融庁に業者認定されないのもうなづける
以上の事を踏まえて、NEMの流出に対するザルセキュリティもかけ合わせると、酷い状況が見えてきましたね。
現在『みなし業者』扱いとして3月までは金融庁から『まぁお前らも経営していいよ』と言われてる状況のコインチェックですが。
ただ、コインチェックが本当にノミ行為をしていたのかどうかだけは、まだ疑惑の段階なので、それは記載します。
でも、もし本当であれば……。
これは認定が下りる訳がない事案では……??
3月までに、本当に顧客に資産を返すんですか?
そして、すぐに払い出ししてくれるんですか??
私はいよいよもって怪しくなってきたんじゃないか、と疑っています。
山本一郎氏は、同記事でこう語っています。
実際には「仮想通貨の取引である」ことを免罪符にして、いろんなトラブルが正当化されてきたのも事実です。
不正アクセスでサービスが止められたり消費者の財産が危機にさらされたのは今回のコインチェック社の一件が初めてではありません。
むしろ、ハッカー追跡だマルチシグだともっともらしい言葉や物語で一喜一憂し、本来実現しなければならない未来や理想がおざなりになっている印象があります。
仮に、読者の皆さんの銀行口座が勝手にこじ開けられて資金が取られた事件が起きて、銀行が「それはハッカーにやられたのですいません、資金は引き出せませんがそのうち8割ぐらい補償します」と説明し、それが許容される世の中が良いはずがないのです。
私が先日書いたブログと似たような事をおっしゃっていますね。
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【楽観視は危険!】コインチェックの返金保証は信用出来ない5つの理由※3月14日追記
1月28日の深夜にコインチェックがNEM保有者26万人に対しての保証を行う、と発表しました。 このニュースを受けて0時頃からNEMは暴騰。 80円⇒120円前後と大きく値を戻しています。 ...
ツイッターなどの皆さんは楽観視し過ぎなんですよ、嘘か本当か分からないですが。
『金が戻ればそれでいい、コインチェック頑張ってください!』
じゃ済まないって私は書きました。
実際そうじゃないですか?
コインチェックのこの一件で、『安心・安全な取引所はどこなのか?』と問われる時代になっています。
ツイッター上の反応
そして、この話の一番のポイントは『ノミ行為なんてFX業界じゃ当たり前だよ』と擁護する人たち。
ツイッターなどでは『当然のようにFX業界はやってるんですから、別にいい』みたいな人いますけど。
そういう問題じゃない気がするんですよね。
顧客に説明をしていない、という点において、私は信用第一の取引所(コインチェックは販売所ですが)がする事ではないと思いますが。
上記の方のような意見が見られましたけど、どういう考えですか?(笑)
私を含めて投資の素人が多く参戦して、そのおかげでFXに詳しい人達、金融商品に詳しい人達が最初に参戦して儲けていたわけじゃないですか?
それで儲かってる事実。
ガチホガチホと言って、新規参入者が入ってくることを望んでいます。
まるで『知らないお前が悪い。俺は知ってるから、コインチェックの悪材料をこれ以上出すな!!』っていうのは筋が通らないと思うんですね。
テメーだけ儲かればそれでいい、という発想にしか聞こえないんですけど、そこんとこどうなんですかね?
ちゃんと濁して意見を書いている方もいらっしゃいます。
私はこういう人の話は『まぁそうなんだろうな…』と、うーんと思いながらも受け止めることが出来ます。
頭ごなしに山本一郎氏の発言をけなすのは短絡的に見過ぎていませんか?
(別に私は山本一郎氏のファンではないですよ)
これはあくまでも私の主観ですが。
この際だからハッキリしよう、という山本一郎氏の意思が記事から感じ取れるのですが。
後々の事を考えたら『今誤魔化す』よりも『ちゃんとハッキリさせた方がいい』という意見に聞こえるんです。
実際、こういうツイートをつぶやいている方もいらっしゃいます。
擁護する感覚は全く分かりません。
別に過剰に叩くことも山本氏はしていないはずですが。(違法とか書いてないし)
ただ、ノミ行為があったのかどうかについて『説明するべきなんじゃないの?』という意見に、私は賛同します。
確かに、仮想通貨含めて投資というのは『知らない奴が損をする』世界だというのは分かります。
上記の文句を言ってる二人も、きっとそういう意思があるから『これ以上くだらねー事言うんじゃねぇよ。俺のリップル消えるだろうが』と怒ってると思います。
ただですね、繰り返しになるけど、新規参入が増えない限りは『仮想通貨』は儲けが出ないでしょうが。
これからの市場として期待されている今だからこそ、山本一郎氏のようなハッキリと説明してくれる記事が求められていると思いますよ。
もっと言えば、この記事のターゲットは別にお前らじゃねぇんだ、という所。
もうとっくに参入してる、プロだかセミプロだか、意識高い系の人たちを相手に取引所は商売してないですよ。
一番必要なのは『新規参入』が求められている事です。
これから新規に仮想通貨を買いたいな、と思う人が、いかに納得して仮想通貨に参入して貰えるのか?という事ではないのでしょうか?
それなのに『そんなもん常識だ!今更言うな!!』はお角違いも甚だしい。
当サイトのコンセプトは、初心者にとにかく分かりやすく記事を書くことです。
私のこの小さいブログでも、記事で一番人気なのは初心者の方が読む記事です。
色々な事を書いていますが、初心者の方が気になる記事がいつも閲覧されています。
売買についての『回転』がずーっとトップですし、仮想通貨の用語解説の記事もずーっと人気です。
それが何を示してるかって、初心者が興味を持っているという事実でしょう。
その人たちに状況説明をするような記事が、今世の中で求められてるんですよ。
あなたたちのような『悪材料出すな!』は詐欺師の思考だとはっきり断言しておきます。
何も知らないトーシロから金をふんだくろうって魂胆ですか?コインチェックと同じですね(笑)
私もトーシロですが、少しでも自分が勉強した事を還元したくてブログを書いています。
100%正しい事だけではないですが、限りなく正しくなるように日夜勉強しています。
知ってる人間だけが勝つ世界なのが仮想通貨かもしれませんが、知るきっかけになればいいと思っています。
私は自分の意見を書いてるだけの山本一郎氏を、意味もなく痛烈な言葉で叩く事には疑問を感じています。
仮想通貨取引所はZaifが一番!
まだZaifに登録していない方は、ぜひZaifで取引をしてください。
(↓から登録が出来ます)
サーバーはたまに重たくて、個人認証のハガキが全然届きません。
(新規殺到してる状況で11月末から1か月くらい待つのが当たり前です)
しかし、安全面で言えばコインチェックの比じゃないです。そして手数料なんて超格安です。気にしなくていい。
だから『回転』に一番向いてるサイトはZaifだと私は思う訳ですね。
親会社のテックビューロ社の信頼性はコインチェックの比じゃないです。ちょっと調べればわかります。
銀行との絡みもありますし、COMSAという特大ICOを抱えています。
金融庁のホワイトリスト入り通貨の大半は、Zaifの通貨という所を加味してもいかに徹底したセキュリティで事業を行っているのかが分かります。
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【仮想通貨用語解説】ホワイトリストとは?
『この銘柄は金融庁のホワイトリスト入りだから大丈夫』 なんて会話が、ツイッターやZaifのチャットで見受けられます。 『ホワイトリスト』と聞くと、凄く安心感のあるように聞こえますが…… 。 大事な事が ...
現状、こういう状況なので発表が遅れるのは致し方ないと思いますが、ZaifのテクノロジーはNEMの創設者の関わっているくらいです。
今回の一件で勇名を上げたNEMですから、その信頼度はあるでしょう。
とにかくこの一件が早く収まる事を願います。